金曜日

昨夜、(久々の)熟睡だったので、すこぶる調子がよい。事務の人からとある件につけてレクチャーをうけたのと、会議と試験以外は、全部、議論にあてた。

Otsuki-Sasa II : 物理についてなんとかする宿題は、すすんでいないので申し訳ないまま、大槻君の理論的部分に関する数値計算の進展を聞く。いよいよ、算数として難しい部分(だと僕が思っていた)ところにさしかかってきた。(僕がしっている)system reduction の枠を超えるなぁ、、と1年前から不安に思っていたことと対峙しないといけない。ただ、大槻君がそのために必要な数値データをあれこれと(ほぼ完璧に)もっているので、「もの」にできるものなら、ここで「もの」にしないといかん。

太田君の夏休みの自由研究:状況を聞く。理解できたことから、(来週から)白板で説明をしてもらうことにする。

定期試験:状態方程式と熱容量を(こちらが与えた)謎の物体について、誘導方式で熱とか仕事を計算していって、(ふたつの熱源と接する)熱機関の効率がカルノー効率を超えてしまう!ことを示す、、という(みかけは)びっくりする問題。後半部分で、熱力学の知識をつかって謎解きしていく。(演習書とかには、絶対にないだろう、僕ならではの出題だと思う。もちろん、講義で何度も強調した、熱学と力学の交わる部分の理解に関わる問題でもある。)誘導式のせいか、全体的によくできているようだ。

Iwata-Sasa II: JSTAT論文の間違ってしまった計算結果は、色々な(ミスつきの)やり方ででてしまう。(それゆえに間違いをみつけれなかった。)とくに、3月の学会で岩田さんが喋った、ゆらぎの確率経由でだすのも間違っていることになる。そのおかしさについて、つめ切れてなかったので、(僕の)会議と試験の間に岩田さんが考えたことを聞く。釈然としないなぁ、、と議論しているうちに、(正しいいきかたが)突然にわかった。そして、それをみていると、ミスもわかった。実は、今度のχ_4 論文は、その結果を参考にして、簡単化したのを前提にした話なので、そこが狂っているとよろしくない。その部分の手直しをしないといけない。結果として、全部、綺麗な方へ綺麗な方へと訂正されていくので、間違いなく転回点になった。