土曜日

Hatano-Otsuki-Sasa 論文の草稿をいじっていたが、集中力を欠く。色々なことが気にかかるので、気にかかるままにいくつかの点を考え込んだ。とくに、今のアプローチだと初期緩和領域のχ_4 の時間に関する増大(ここも冪;発散ではなくクロスオーバーだが)は多分いえない。文献をみると、物理としての雰囲気はわかってきたし、(僕たちのアプローチでなく直感的なモデルで)計算する方法もわかった。しかし、カットオフつきでごちゃごちゃ計算しないといけないのは気分悪いので、自明でももう少し簡単に出せないといけない気はする。Iwata-Sasa I は、遅い時間領域からの展開なので、このあたりの物理は尊重していない、、といってしまえばそれまでだが、切り捨てていいものかどうか。。。[また、MCT によると、その領域ですら、すでにcollective な効果が発生しているらしい。これについては、今のところ、僕には全く見えていない。]

それに今の解析では、平均場であり、有限次元のことはわからない。揺らぎを考慮にいれることにより、転移温度がなくなってクロスオーバーになってしまう可能性もあることを恐れず、有限次元の解析方法も考えていかねば。。。