土曜日

大学院入試説明会:裏方の仕事で午前からいく。相関基礎Cグループ(物性理論、統計力学)説明会には、31人が参加していた。昨年より少しすくなめで、2年前よりは多い。研究室個別訪問は、昨年の半分くらい。

印象に残ったのは、Lieb-Yngvason 公理系のある公理に関する質問で、その質問に答えようと議論していると、お、なんか具体的に考えたら面白そうなことができそうな感じかもしれない。なるほど、そのセンスなら研究もできるかも、、。でも、僕のところはやめた方がいい、、、と。

あと、例年のように、1年のときに熱力学をうけて理物にいった学生が挨拶にくる感じできてくれる。線形応答理論がミクロから厳密に導かれている、、というので、その考えにどこがおかしいか説明する。(ええと、同じコースをたどった人から、昨年は、エルゴード仮説の位置づけの質問だった。)

あとは、人生相談的な時間が長かった。(グループ説明会で、自分の研究の話をせずに、研究室訪問の心構えみたいなことを喋ったせいかもしれない。)4年生にとって、大学院の研究室選択は、大きな分岐点である。悔いが残らぬように、志望研究室候補の教官とできるかぎりの話を事前にしておくのは大事だと思う。

18時におわったので、そこから学振申請書にコメントする。申請するからには妥協を許さないので厳しいことをいいまくる。僕はできる範囲で全力でコメントするので、院生がそれに応えないなら、きつい台詞は自然とでてしまう。(出さない選択は常にあるので、出すと決めた重みを理解することも大事だと思う。)