土曜日

昨日書けなかった査読書から。今朝は、瞬間に終了した。査読書だけでなく、論文や研究や書類もそうだが、何かをするときにそこに焦点があっているかどうかが作業の上では大事で、あっていないときは速やかに撤退してあくる日一番にするのがいい。(昨日は、書けないのにひっぱりすぎた。)

今日から東京ではじまる「統計力学フォーラム」は、僕は千葉の人なので参加できない。土曜日はできる限り千葉にいたいから。(5・13は、入試説明会;5・20は「語ろう数理解析」での講演で東京にいくけれど。)

さて、相加性原理について攻略にかかろう。夢の中では大体の方針がみえてきた。

勿論、厳密解を探しているとかという話ではない。もともと、非平衡定常系では部分系1と部分系2を結合したとき、全体系の揺らぎを結合する前の状態からきめれない。つまり。相加的な関数で制御できないことは知られている。Derrida たちが特殊モデルの厳密解でみつけたのは、部分系の重みを修正してやると合成系の重みが変分原理からきめれる、ということである。重みの修正の仕方も変分原理の意味も全くわからないので現在でも研究はすすんでいないが、部分系をつなげるときに付随する話であり、何かの真実があるような気がして仕方なかった。

この2,3日、部分系から全体系の重みをつくるとき、つねに(Derrida 的な)変分原理で制御される摂動展開がある、という予想を証明しようとしている。この予想は、突飛ではなく、とある事実を踏まえると、きわめてもっともらしいのである。[漠然とは2年前から意識していたことであり、明示的には木曜日にみえてきたこと。] いうまでもなく、もっともらしいだけではだめなので、具体的にそういう摂動展開を示してしまおう、、としているのである。(例題で具体的に示すが、一般化はいつでもできるレベルにする。)今、つまっているのは、その摂動展開の組み方の具体化である。モデルの選択とも絡む。勘違いでなければ、絶対にできるはずなので、是非ともものにしたい。