木曜日

京都2日目:朝、Olmsted とLoewn の講演。Olmsted の話はレオロジカルな側面と非線形動力学の接点的な話をうまくやっていて12年前なら僕は非常によろこんだのだろうけど、やはり、のりについていけない。数理的構造としては新しいことはないから、学問的にどういう位置づけがあるのか、という粗雑な質問をするも、語彙が貧困で真意がうまく伝わらない。休み時間に、うまく質問できなくてすまん、というようなことを話していて、いくつかの情報交換をしていると、(講演内容とは無関係で)ふいにぼくのピントにあう話がでてきた。おお、この研究会でもっとも有意義な瞬間だった。文献を教えてもらったので、早速来週に勉強してみよう。Loewen の話は、まぁ、誰もがわかるレベルにおとした感じだった。(ちなみにLoewen 氏が講演で示したコロイドの数値実験のほんど全てが、研究室では練習問題的に馴染みのものだった。ただ、そういう現象の提示を超えたところの部分を僕は厳しく問うのでなかなか論文にはしにくいのだけど。)符号の違うコロイドたちに外場をかけた話の温度依存性の質問だけした。講演後、挨拶だけして、バンケットで、シュミットマンの話との関係を足がかりに話かける。へぇ、講演ではいわなかった私信の情報を教えてもらった。ほう、面白いではないか。おめぇ、それ講演でいわなかったやん、というと、ははは、、、とごまかしていた。

うまく眠れるように、、と祈りながら布団にはいる。