金曜日

手許に、投稿まじかのみっつの論文(Harada-Sasa, Hayashi-Sasa, Teramoto-Sasa)がある。位置づけはそれぞれ違うが、どれも気にいっている。週末に徹底的に読み込まないといけない。

とくに、Harada-Sasa のregular paper は、独特である。本論(2節、3節)は、前のLetter の内容を他のモデルも含めて丁寧に説明している典型的な(Letter のある)regular paper の体裁であるが、Introduction はあまり見かけない内容になっている。5月くらいにIntroduction だけ切り離して、書くべき内容を議論して、構成の改訂を何度かおこなった。昨日受け取った版でも、原田さんがさらに改訂を加えてきた。詳細は、投稿するまで待ってもらうよりないが、こういう Introdcution の論文を書けるのはうれしいことだ。

ちなみに、論文全体としてほとんどみかけない体裁になっているのは、Sasa-Tasaki だと思う。(3年前の試行失敗にもめげず、今でも)何とかして、その本文の内容に魂をいれたいと思っている。最近の FDR violation のミクロ表現との格闘を通じて、おぼろげながら、熱流誘起秩序を遠くにみることができる気がしているのだ。何もかも研究は10月中旬以降だけど。