木曜日

DLGでのHarada-Sasa関係式の数値実験による測定。昨夜とりきれなかった応答関数の挙動不審な振る舞いをほぼおさえたつもり。(セミナー後にひとつ、ホテルに向かう途中でひとつつぶした。離散性からくる微妙な問題がいくつもあった。)明日、あいている時間で、細かいところのチェックをして、休日にデータをとろう。ちなみに、preliminary なデータでは、関係式が1割をこえてはずれていることはない。スペクトルと動的感受率のデータから発熱(DLG定常状態では駆動速度と電場の積にひとしい)がきまる、というのは、なかなか感動的である。(平衡なら、スペクトルと動的感受率の実部に温度の2倍をかけたもののグラフは重なるが、NESS ではギャップができる。あいたところの面積が発熱に比例する。比例係数は、動的感受率の高周波数側の逆数。)Langevin たたい系では証明ができるが、DLG ではまだ証明の方針がたたない。さてさて、これがどれくらいの精度でなりたってくれるか。。。1パーセントをきったら、何がしの命題はあると思うべきだろう。