金曜日

土曜日に書いたノートは、計算は間違っていないが、物理の設定で気になるところがあり、それを詰めていた。現在までに、極めて謎い状況にある。平衡条件下の場合に正しい記述は理解したつもりである。マイナーなところでは、20世紀のいくつかの論文は間違っているが、まぁそれはどうでもいい。問題は、そこから非平衡条件下にいけない、ということにある。不思議としかいいようがないが、そういうことになっていて、その残った論旨の「自然な拡張」として、再び、中川SST がでてくるので、結局のところ、中川SSTは死んでいない、ということになっている。ちょっとここからの展開は、すぐにはできそうもないので、しばらく、休憩かな。。これが火曜日まで。

と、それと入れ替わるように、水、木と量子多体系の問題が表にでた。部分公開とinformal な議論を通じて、結局、問題点をふたつ理解した。論文の結果には関係ないが、ひとつは物理の理解ではシーリアスで、ただでさえ分からんのに、ますます分からんようになった。しかし、物理的な考察で得た結果というより、間違ってはいない操作をつないでいって得られた不思議な結果なので、分かっていない段階で下手に物理的な説明をしたらいけない、ということが良くわかった。そういう限界をぎりぎり抑えながら、もちろん、最終的には物理的な理解を目指しつつ、当面は、間違いないことをきちんと伝えるようにすることに焦点をあてる。もうひとつは、計算の初等的な話で、ちょっとうっかりしていた。きちんと詰める前にしていたところがあった。(こういうのは良くない。論文が終盤にいくにつれ、かなり詰めたつもりだったのに、見過ごしてしまった。深く反省。)