金曜日

午前今週5件目の学位審査を終え、午後はばたばたで気が付いたら夜になっていた。年末で色々なことが重なった。一部は冬休みの仕事に割り振ってしまった。

今週に入って伊丹君がひとつづつ突破して、ついにひと段落までつけた。標語的にいうと、「かーくうっどとグリーンからストークスを導く」ということで、4ヶ月くらいかかったが、実に綺麗な形になった。この綺麗な形はなんか使い道がある気がして、昨夜もあれこれと妄想したが、すぐには妙案は浮かばなかった。当面は、丁寧に論旨をかきながら、すぐに考えられそうな素直な展開の可能性をみることかな。すぐに気になることはいくつかあるので、それらをつぶしていけばいいかな。

まぁ、何というか、バルクゆらぎと境界でのゆらぎを結びつけるので、バルク・えっじ対応のような式と見かけは似ている。形だけだと、例えば、りゅう=たかやなぎの式、とかと同じにみえる。(量は違う。えんたぐるめんとが関わるわけではない。)そういうセンスから共通点も検討もしてみたが、うーん、今の場合は共通性はないかなぁ。問題を簡単にしていて、非自明さがないからなぁ。強引にえっじゆらぎを非自明にする設定は可能だが、そっちに走ると物理の議論が怪しくなる気がして。。

ところで、そうやって考えていると、ぼでぃぬ=でりだのバルク・えっじ対応は、数理的にももads/cft的な話と共通する部分があるかもしれない、と思った。えっじのゆらぎは、べーて仮説で最後まで計算できる(かもしれない)ギリギリの量なんだけど、それらをばるくの変分方程式で一気に決めてしまえる。べーて仮説側の計算は完了したんだっけ、ちょっとフォローしていないけど、数理の人はこのあたりの類似性はもっとみてもいいかもしれない。