金曜日

毎日、結構な量の文書を持ち却って処理しないといけないと思いつつ、その重圧に負けて仕事もできない、というサイクルになっている。昼間は休みなしで動いているが、それだけでは終わらないしなぁ。夜は、隠れたエントロピー生成と戦っていた。一言でいうと、系と系が相互作用するとき、どこにフォーカスをあてるか、という記述の制限を踏まえた「第2法則」があって、それは「標準的な第2法則」のちょっと向こうにいっていて、そのちょっと向こうにいっている部分をこちらの引っ張ってきて使えるようなことをしよう − というような感じ。何かわかりそうで、見えそうなのだが、式でかくと分かってなくて、朝にちょっと思いつくが、それは夜までとっておいて... 。ぐるぐるまわって終わる場合もあるし、脱出する場合もあるし、見えたら一瞬だが、そもそもそこに何もない場合もあるからなぁ。さすがにいつまでもやり続けるとまずいので、一旦離れよう。

何回かここに書いた記憶があるけど、「ないものを追い求めているうちに、追い求めてること自体が目的化する」という適応をすることがある。これはある種の中毒で非常にやばい。ぎりぎりまで追わないと見えないことがあるのは事実なので、中毒との境は難しいのだけど、「成功したら楽しいぞ」にとらわれて駆動しているのか、無心の状態になっているのか、で区別できる気がする。僕の少ない経験の範囲では、前者で何か重要なことが見えることはまずない。入口は大いなる野心で入っていいのだけど、そこにとりこまれて我を忘れたら見えないし、自分にとって得るものはない。色々なレベルの勉強でもそうかな。

多分、中毒にはなっていないが、仕事をためてしまって、かつ、見えそうで見えないまんま、というのはしんどいな。

次の週末は、学会シンポの準備、報告書、計画書、企画物(1,2)の準備、学内委員会(1,2,3)の準備、論文査読(1,2,3,4,5)をその順番でやらないといけないなぁ。