月曜日

大関さんのセミナー(2時間15分):先端研究拠点事業の成果をセミナーしてもらった。たった2週間の滞在で大きく研究が進展しているドラマを構成したようなセミナーだった。大関さんは双対変換のプロ(?)だが、(1) とある変態的異方的模型の双対変換を構築し、(2)その考えをスピングラスの予想の近似計算に使って、(3) さらに、情報の問題に使おう... ということだったが、おそらく(1) が技術的に凄い気がする。ちょうどパリでマニアックにやっている人がいて、そこで知った事実に対して、一気に証明したのだろう。セミナー後に少し聞いたが、やはり簡単にできるようなものではないみたいだった。まぁしかし見事だった。

そして5分の休憩をはさんで、基研であった瀬戸さんのセミナー(2時間15分?):shear thickning のひとつの考え方を提示する − ということだが、「筋」を最初から工夫しすぎたプレゼンで「今目前にあること」を掴むのに手間取った。ま、でも結果は全部理解したつもり。(理由が分からないものは多いが。)その筋をいうだけなら、流体効果いらないとも思うし、物理としては、摩擦起源説は限界があるような気がするのだがなぁ。。100ナノコロイドでそれが本当に効いているなら面白いが。まぁしかし迫力満点の結果だった。[ところで、摩擦有の動画と摩擦なしの動画を見せていて、どっちが摩擦ありか分かる?... といっているとき、実は、僕は動画を見てなくて、1コマ前のことを考えていたのだった。「ささ教授、わかる?」と急にふられてびびった。いつも僕が学生にやっていることだけど、勘弁してほしい気分が分かった。]

朝はひたすら事務仕事。色々と間に合っていない。夜は、あれこれと...。