土曜日

ストックホルム会議録論文再開。2週間以上間があいてしまった。やっとイントロ原案が書けたか。明日もうすこし頑張って、月曜日以降毎日2時間づつとれると、1週間後には version -5 くらいはなるかな。締切は今日だけど。

とりあげるテーマは、「環境問題」である。平衡系の場合「環境」の規則はおおむね理解されている。例えば、エネルギーだけを交換できる熱浴と接触している系のゆらぎやゆらぎの動力学は、カノ二カル分布について詳細つりあいを満たす規則を「熱浴」と接触する部分に課しておくことでシーリアスな問題は生じない。(ダイナミクスの細かいところまで見るとやばいことがあるのは分かるし、そういう例も知っているが、ここでは、「まず大雑把には」というレベルでのことをいっている。)それに対し、非平衡条件下の環境の記述は、第一近似的にも、色々と注意が必要なようである。特に2点について明示的に理解したいと考えている。そのうちの一点は今年度後半あたりでここで書き始める予定で、しばらくは封印。もう一点は、春ごろにここでもぶつぶついっていたことで、それがストックホルム会議講演のテーマでもあった。運動量という示量変数の問題である。この運動量の環境とのやりとりは平衡系では自明なことしかないが、非平衡系ではこのやりとりが問題になる場合がある。それについての論点整理をコメントという形で書く、というのが宿題である。4月から分かっていたのだけど時間がとれなくて8月にわりふっていたのだけど、結局8月も難しかった。丸丸2日くれればversion -5 ができるとは思うのだけど、ちょっと2日間自由になるようなことがなくて厳しい。。でも大事な論点だと思っているので、どこかに書いておくのは悪いことではない。