月曜日

大学院講義:ガイダンス。熱力学、統計力学流体力学についてそれぞれの位置づけを理解しないと非平衡統計に入れないのだが、多くの場合、熱力学、統計力学流体力学は何となくほわっとしてしまう。何が前提で何を主張する学問なのか、というのを言いだすとバランスを壊してしまい半端になってしまった。また、「非」平衡というときには、生き物の振る舞いとかも入るので、何とどう理解したいのかを明示的にしないと何をしたいのか分からなくなる。この講義の目的は、「原子スケールのミクロ力学をしっかり意識した上でマクロな非平衡現象とミクロな世界のつながりを理解すること」という宣言はしたが、切り捨てられた「非平衡物理」の側面についての説明も半端になった。難しい。もうちょと簡潔に時間は75分くらいで終わりたいのだが。来週からはテクニカルなことをガンガン入れていくが、どんな説明ができるかな。(式変形の妙味という部分もあるけど、それ以上に、何を理解したくて何の計算をするのか...。カークウッドの計算を鮮やかに見せとその意義にもとづいて非平衡統計の動機とする導入は、どこにもないが、僕はもっとも自然で本質的な導入だと考えている。)

ポケットゼミ:希望者に対して無作為抽選して参加者を決めるようだった。理解していなかったが、話をする機会があってもよかったのでは、、と思う。来年度は制度をきちんと確認しよう。その開講希望をするとき僕はまだ東大に所属をしていた。そろそろ来週に向けて準備をすすめないといけない。まずは頭の体操というかウォーミングアップから。うんにゃうんにゃ。

午後はグループミーティング。M1が4年生のときにやったことを聞いたのち、M1の人たちに研究の背景が分かるようにDの人がいわゆる通常のイントロのイントロをプレゼンをする、、ということになった。M1のS君の提案が通った形。そういえば、同じような企画を駒場でやったな。。。グループミーティングは原則公開にする。そのうちに案内サイトをオープンにする予定。

夕方は急な会議。うーんんん。