月曜日

朝、ふと思った。あれ、今の設定なら「断熱」仕切り板なんてとった方が速く動く気がする。その場合、普通の熱伝導だからフーリエ則にしたがって温度勾配ができて、どこにも温度の跳びなんてない。それでも、環境に体積や運動量が流れることができるので、系全体が動くはず。熱流はたくさん流れるので速度も大きいはず。実際に、10粒子の熱伝導系で断熱板を抜くと3倍速くなる。60粒子の場合も速い。もう断熱ピストンとか関係ない。断熱ピストンにおける疑似的な定常状態を取り出そうとするなら、運動量浴の存在が全てといってよい。

午後、院生室の大掃除。机を全部出して、洗床マシンで汚れを落として、モップでふく。(慣れないことなので疲れた。)作業をした皆さんのおかげで、21世紀でもっとも綺麗な状態になった。さがわ研仕様で机を配置して、配線を整理して、扉に貼ってあった「民宿ささ」の看板をおろした。これで事実上、ささ研の終了である。あと1週間くらい院生は残る。来週、院生のエントランスカードやコピーカードの返却をして、鍵も手放す予定になっている。