金曜日

ストックホルム研究会のプレゼン構成を考えていて、とある案がいいかなぁ、、と思ったのだが、それはまだ計算していないことを見せながらリードすることになっている。そのプレゼンが本当にいいなら、その計算もついでにやって...と思って、あいた時間にぼつぼつ計算する。意外と時間がかかるし、明示的に式の形で導出できたところで今一ぴんとこないなぁ。。結局、もっと無難な筋にかえる。今日はこの決断まで。結果だけからみると、研究会準備は何もしていないのと同じ。[9・10は長時間をこれに割り当てる予定になっている。]

相当数ある締切諸々については出来る限りすすめた。非常に苦しい事態になっており、できるかどうか怪しいかもしれない。新学期早々にあるプレゼンは、帰りの飛行機に割り当てて、9月の予定から捨てた。あと、むむ。

こうなったのは、「過剰と双対」に深入りしすぎたからである。昨日のノートは打ち出したが、真面目には検討していない。ぼーと眺めている範囲では、間違っているようんは見えない。しかしあっているとしても、これからどこに向かうのかは定かではない。ゆっくりやる。(この件は冬休みに論文書くのが最速だと思う。)

いくつか:

そういえば、冬学期の3年生のセミナーで、"The Nature of Computation" by Cristopher Moore and Stephan Mertens, Oxford University Press (2011) 985 pages, 900 problems and exercises, 370 figures を取り上げた。ぱらぱら見ているけれど、面白いし、勉強になる。遠くないうちにできれば全部読みたいが、難しいかな。とりあえず3年生のセミナーで120ページくらい読めればいいかな。。(履修希望ゼロなら、ボツだけれど。)

そういえば、 プレプリントを公開したのだった。基本的には昨年の秋には終わっている内容だが、論文として仕上げるのに時間がかかった。(ただし、付録Fは今年6月の根本君の成果なので、今年の結果も入っている。)数理的な構造だけに興味があるなら、1ページちょいの付録F だけ読めば十分かもしれない。でも、ランジュバンで具体的に計算すると、数理的な面白さだけでなく、あれこれと意味ありげにつながっていることが分かるので、非平衡統計のひとつの可能性に興味があるなら全部読んだ方がいいと思う。本文は、これでもか、というくらい丁寧に書いているつもりである。ただし、僕たちもその可能性が何なのかわかっていない。