水曜日

2月に投稿して4月に査読書をうけとったIwata-Sasa 論文の再投稿の準備。岩田さんは引っ越ししてばたばたしているだろうかと催促してなかったが、あまりにもゆっくりして気になったので2ヶ月過ぎてから岩田さんにreminder をいれていた。僕は、岩田さんがつくった改訂案をチェックするだけで作業時間はほとんどない。それでも、コメント数が30を超えているので、逐一すべて検討するとそれなりに時間はかかる。

ふたりの査読者ともよく読んでくれているのだけど、一人の査読者は凄すぎで、括弧の位置の間違い、符号の間違いなど、非常に細かいところまでミスを見つけてくれている。勿論、著者がチェックすべきことで、僕らも何度も見たはずだけれど、スルーしてしまっていた。細かい式変形も結構ある技術的な論文なので読むのは楽ではないと思うけれど、それだけ細かく読んでくれて、なおかつ、「読むのが楽しかった」と査読書に書かれていれば、著者は本当に勇気づけられる。あり難いことだ。論文を書き始めておよそ3年になる気が遠くなる代物だけど、苦労がふっとぶ。(そういえば、先日のふろーれんととれんかの連作のPart I にも、このpreprint は引用されていた。spinodal vs MCT; 1st order vs Glass transition という対応関係をもっといこう-- という話だが、まさに、spinodal での動的不均一性を平均場の範囲で定量的に完璧に議論したのがIwata-Sasa で、僕たちはこの技術を武器に他にもいこうとしている。)まだ、終わっていないので気を抜いてはいけないが、本当のゴールが見えそうになってきた。

GW模型の論文草稿もver.4 まできた。ゆっくりと読んだ。7月上旬には投稿したいが、まだミスも多く、文も練れてなくて、厭になる。作業としてはつらい。時間が食うわりに変化は微小だからねぇ。しかし、その微小な変化をきちんとこなすと全体がしまる。(初歩的な文法ミスが連発してある程度にしか見ていない論文が全体としていいはずがない。)

今日は、金曜日の講演会の準備にかなり時間を使った。全体の流れ、起承転結、メッセージや時間配分の対処など大まかなことは大体作った。ただ、大きな問題があって、スライド、黒板なしの60分喋りをどうするのか、まだ見通しがたっていない。金曜日は早朝にサッカーがあるし、生徒たちは眠いだろうな。さて、何パーセントの生徒が寝てしまうか。聴衆は1000人と聞いているので、100人以内に抑えたらよし、ということか、あるいは、完封を目指すべきなのか。話の細かい部分が問題で、どういう風にアクセントをつけたらいいんだろう。60分の漫談というとパぺポTVか。というので、少しネットで見てみる。うーん。なるほど、二人いるなぁ。分裂するか。