金曜日

今週は、今年最速だった。40歳を超えたあたりで、時間をとめる術を身につけようとあれこれやった。いくつかの成果はあったが、確立しないまま現在に至っている。ときに、狂いが生じると、流れはじめることも知っている。しかし、余りにもオタオタすると、かえって時間は止まる。駒場に来てもっとも時間がゆっくり流れたのは、もっともオタオタしたときだった。そういう意味で、今週は回復期として記録された最速状態なんだろう。ただし、こんな状態が続くのはダメで、(TO DO)予定に追い回されるのでなく、(TO DO)予定を制御して向かわないといけない。そうすることで、時間に余裕ができてくる。難しいけどね。今日は手先の微熱もとれたし、苦しそうだった頭の様子も悪くない。ここからが夏学期の正念場だ。

吉川さんの談話会に遅刻していく。僕自身は、それほど深い接触があるわけではないけれど、原田さん、北畑さんという吉川研出身の研究者には色々勉強させてもらっているし、院生の太田君の3回生実験は吉川研だったし、また、僕の妻は、26年前に吉川さんの講義をうけていたりする。そして、なりよりも今、(僕のところで学位をとった)稲垣さんがお世話になっている。というわけで、挨拶をしないといけないので、予定を調整していった。(あ、全く同じ時間帯で郡さんのセミナーもあったのだけれど、そういうわけでそっちは休んだ。「佐々先生は郡先生と知り合いですか?」というフレーズを今年度に入って2回聞いた。その件について、話をしたいこともあったのだけど..まぁ、また別の機会に。)