金曜日

金曜日午後が1週間でおそらくもっとも時間がある。(夕方は月1回の会議とそれ以外は物性セミナー。今日は臨時会議。)数値実験のデータを整理して、次のjob をとばす。水曜日に終わっているのに、2日間も結果を見ないまま、、というのは少し悲しい。今週末に読む査読論文をダウンロードする。(うーん、ほぼ毎週査読論文を読んでいる気がする。今年になって制御不能状態になってしまって、殴られっぱなしになっているかも。今年に入ってすでに15は確実に超えているから、このペースでいけば30超えか?? 何とか査読ルールを再構築しないといけない。)板倉さんに教えてもらったMazenkoの論文もダウンロードする。[ざっと見たのでコメントは明日中に送ります。]

シカゴつながりでは、昨日は、カダノフの ''More is same'' という論文をダウンロードした。もうひとつシカゴつながりでは、Jona-Lasino さんと夏の会議についての話をすすめている。8月にお願いした基研の特別セミナーは、高エネルギーの人も参加する価値があると思う。名前は皆しっていても本人を見たことはないだろうし。対称性の破れだけでなく、中心極限定理繰り込み群、流体記述における大きなゆらぎ などについての個人史的概説になるだろうけれど、素粒子、統計、非平衡 と分野をシフトしながら、それぞれに独創的な寄与を与えてきたというタイプは日本にはいないのでは?まぁ、分野などというのは本来撤廃するのが望ましいのだけどね。

遅めの昼食をとるために歩きながら、鄭さんたち(鄭=早川=大槻でいいのかな?)に教えてもらった粉の最近の研究のことを考える。僕的にピントがあってきた。90年代後半に少し考えたときは手も足も出なかったが、今なら少しは前にすすむかも...と。しかし、いずれにせよ、非常に難かしくて、ひとすじ縄ではいかない。でも、多分、この時代なら綺麗な着地がありえるように思う。