月曜日

Large deviation: 時間平均に関するlarge deviation の基本事項を田崎さんから講義を受ける。それは僕が熟知しておかないといけないことだったけれど、自分の言葉で必要なことだけ理解して放置してしまっていた。マルコフ確率過程の一般論の範囲で、時間平均による経験確率のlarge deivation が綺麗な形に書ける。この入力であれこれ考え始めた。時間軸上の問題なら、まず、あれとこれをやろう。それらは健全路線。

その一方、その定理の「歪んだ使い方」として、空間平均のlarge deviation をみたくなった。例えば、1次元Ising model の磁化のlarge deviation を見る。勿論、それは自由エネルギーである。それをわざわざこの定理の結果を介してみることができる。まぁ、何をやっているのか意味不明なおたくな話だが、僕がずっと気になっているadditivity principle を考えるひとつの切り口になりえるような気がするから。

待てよ、そうか。健全路線の話がBodinue-Derrida の話で、不健全路線の話がDLS か。同じ名前で別物が議論されているのが気持ち悪かったが、そういうことか?8月の京都会議では、Bodinue-Derrida の延長上にある最近の話を Frederics (wijland)がすることになっている。 Frederics, Thierry (Bodinue), Bernard (Derrida), Vivien (Le...) の連名。Bernard (Derrida) さんにも2回の講演を依頼している。

その京都会議、Chris (Jarzysnki) 、Jorge (Kurchan), Chritian (Maes) にも2回の講演を依頼している。そして、Jona-Lasinio さんには特別講演を依頼した。(今、講演内容について、こちらからのリクエストを送った段階だが、どうなるかなぁ。。)オールスターだね。その他に、30歳前後の元気な若手研究者をイタリア、ドイツ、イギリスから呼んでいる。