土曜日

やはり、結晶 vs ガラスが最大のポイントになろう。うつらうつら考えて、考えられるシナリオを列挙して、いくつか計算させる。無茶無茶大きな系ではサイズの整数性に関係なく最密充填0.5625に向かうはず。そうすると、やはり、どこかで1次転移があるのは避け得ない気がする。その一方、liquid-glass transtion があるのもrobust に見える。おそらく問題は、liquid-glass vs liquid -crystal の順序だな。楽観的な予想では、liquid-glass-crystal が今の系では実現していると思っている。liquid-crystal が先に実現してしまうと、そこから先にglass はない。それを確かめるたまに今できること...を考えてやってみる。

そういうことを考えていると、liquid-liquid transition と liquid-glass transition の違いが分からなくなってきて、前者を確認する。ほう、前者では1次転移か。disorder-disorder といっても、hidden があればそっちで1次転移できるだけ、、というつまらないシナリオはあるのだな。

とか、少し文献をあさっていたら、ほ..。古川=蔵本の「液液転移」についての37年前の学会発表の要旨を見つけた。要旨をみると、内部自由度をいれたhard-core + kac を1次元で考えるのか。。。なるほど、、というか、GW あたりに解ける路線を模索するときにかなり似たことは考えていた。いや、まぁ、明示的に書けば、BM + Kac だけど、、やりすぎかなぁ、、と思ってやめた。蔵本さんの論文は少なくとも要旨は全部目を通したはずなので、融解関係の論文があるのは知っていたが、液液転移もあったとは。論文は出ているのかな。仮にでているとしても、当時の僕では、液液転移を特別視できるほどの分解能はなかっただろう。[ちなみに、古川さんは、ふたりきりで酒を飲んだことがある程度には親しい。]

理論的な攻め方も歩きながらいくつか案を考えている。もっとも堅実で実りがありそうな路線も大体かたまりつつある。10月以降だろうけど、手を動かすのは。