木曜日

増殖するPCA の数値計算法について、福島さんにあれこれ教えてもらう。プログラムを書くのはすぐだが、何に着目して、どのように考えて、どうやってチューンしていいのかをゼロから考える時間的余裕はない。専門家が近くにいるのだから、教えてもらわない手はない。

ポイントを完全に理解し、プログラムを大幅に書き直す。もはやPCA でなくなってしまった。「複製する成長型9状態マルコフ過程」、、というべきか。しかし、お陰で、動作はすこぶる安定しはじめた。テストを飛ばしてから大学を離れる。

別の言い方もできる。2次元BM模型をコーナーから転送行列の積で書こうとする。書ければ、厳密解が求まる。(あぁ、先週末やっていたのは本質的にはこれと同じだった。)今のところ書けない。書けないけれど、BM模型に近い模型で転送行列の積で書けるのはある。仮にこれをBM' 模型とする。BM' 模型はBM模型ではないので、これを計算しても欲しい量は計算できない。しかし、BM'模型をたくさん用意して、適切に複製度を導入してコピーをつくった集まりを見ると、なんとBM模型がつくる配置の集まりと同じ、、、ということになっている。言葉で書くと不思議だけれど、式で見れば自明なことをいっている。そして、大事なことは、それを効率よく計算できる可能性があるということ。さて、どうなるかな。計算できるかどうか、計算できたとしてK-転移があるかどうか。