水曜日

元旦に書いたことは見事に間違いだった。計算間違いを三つして、偶然、答えが一致していただけだった。(そんなことあるのかよ。。「元旦に計算するからバチがあたったのよ。」と妻には言われた。)論理的なエラーも完全に理解した。short time expansion の収束半径はやはり普通どうり極めて小さい。正しい理解の仕方もわかった。β領域に制限して議論すれば、必要なことはすべて計算できる。(ゲッツさんのreview に言葉で書いてあることで概ね正しい。レビューでは計算を具体的にしていないし、細かい部分では違うのだけど。)

さて、困った。僕たちの出番がない。理論的には大変不思議なことになっていて、β領域のある種のself-consistent condition からもα領域の時間尺度が決まって、それは、α領域での摂動の可解条件から決める僕たちの式と全く同じになっている。なぜ同じなのか、深い意味は理解していないけれど、算数上は同一の式が出るのがファイナルアンサーらしい。12月にその可能性も頭にはおいていたけれど、「そんな偶然は普通はないから、βだけからは決まらないはずだ、、」と言っていたのだった。

さて、どうしようか。β領域に限定して話を細かく展開すれば、僕たちの本来の寄与の出る幕はない。しかし、β領域の話は(本当は)大変難しい。[精密に諸々を評価するときには、α領域の話以上に微妙な問題をたくさん処置しないといけない。だから、僕は最初レビューを読んでもちっとも理解できなかった。]また、将来の話の準備もあわせればαの話を前に出した方がいい。

色々なことが止まっていて、どうも気分がよくない。体調も下降気味。講義、会議のラッシュがはじまる。