月曜日

ライデン講演:I introduction II k-core percolation III fluctuations around a saddle-node bifurcation IV mode coupling equation V concluding remarks の予定を組んでいる。III, IV の論文が間に合わないのは残念だけれど、50分講演として恥ずかしくない内容になりうるとは思う。(IV は間違いチェックの途中なので、場合によっては取り下げ。そうなったら苦しい。)昨年の秋の段階でIIとIV をもってなかった僕に50分講演させる無茶なことを目論だジュリオにも面目はたつような気がする。ただし、準備は現時点で全く出来ていないので、これからする。[勿論、気は抜かずにオランダに行く前までには準備は念入りにいていく。あぁ、昨年のポアンカレー研究所での50分講演は8月末から準備をはじめて、パリに行くころには骨格がちゃんとできていたのだった。で、(間違っていることにびびりながら)2日前に構成を入れ替えたのだった。]

特に、ガラスの理論家にもIV の内容には印象を残せると思う。α緩和時間の発散の指数がある線形方程式の可解条件でぴったり計算できる。そして、そこには明確な思想があり、引き続き展開される予定のゆらぎの議論に本質的になっている。(その機構は、k-core percolation の例題では厳密に展開される。そして、そのもともとのアイデアがIwata-Sasa の出版済み論文にある。)

楽しいね。まるでドラマだ。...確かに、僕は、数年先のイメージで自分や院生を鼓舞しているけれど、日々は「なんで、この計算ができんのだ?絶対にできるイメージがあるのに。」でのたうっている。これも当たり前。ほとんどの瞬間は、フラストレーションに支配されているといってもいい。それでも、節目節目では、イメージを超えて進んでいることを実感できると何ともいえない気分になる。今はそんな気分。(明日は壊れるかもしれない。)