金曜日

朝、オープンキャンパスで「大学教員と話そう」コーナーで高校生と喋る。普段の生活で会わない人と喋るのは面白い経験かもしれない。(ただ、僕が典型的な大学教員かどうか、というは難しい問題かもしれない。)

昼前にその会場から宮崎さん、太田君、岩田さんが議論しているセミナー室へ。学問の議論の区切りはついていて、研究アプローチの位置づけみたいな話から、インターネットでこういうことを公開することの(功)罪について、昼ご飯を遅れるほどに話が広がってしまった。

午後、僕たちのMCTへのアプローチについて僕が黒板で喋る。 (多分)2,3日の差で間に合わなかった話の骨格を話す。喋りながら、「うん、実に素直な考え方だ。」と自分で確信を強めていた。勿論、計算が終わらないとダメなのは言うまでもないが。数ヶ月オーダー(おそらく1年)の予定も喋る。このあたりまでは絶対に出来ると踏んでいる。その次の2−3年オーダーの話もちらっと喋る。これは、多分出来ると思っているけれど、壁がどれだけあるか全く見えていないのも事実。このあたりまで突破すると、僕たちが「今やっていること」の意義をMCTをよく知っている人たちも認めてくれるようになるとは思う。そして、その次に僕たちにとっての本番がまっている![そこに行く前に失敗する可能性が常にあるのは自明な話。]

夕方、中村さんが吉森さんと書いた論文をダウンロードして眺める。計算の詳細はフォローしていないけど、「underdamped系の移流項からoverdamped 極限で拡散が生じる」のは僕は全く知らなかったし、想像もしていなかった。(問題の所在は聞いていた。)よい仕事になってよかった。

午後の説明で、(数ヶ月プランに関連して)宮崎さんに突っ込まれた問題がずっと気になっていた。そうだとすると、数日プランもやばいかも、、と気になりはじめた。夕方過ぎの話で、岩田さんがその解のアイデアを持ってきた。あ、きっとそれでいい。ツッカエがとれた。