金曜日

昨日から吉野さんに来ていただいて、セミナー、議論1、議論2。2年前のセミナーでメソグラスの応答特異性の物理は聞いていたが、今回、乱流へのマップの対応をこちら側の主たる興味としてセミナーをお願いしていた。Phys. Rev. B 40 page 弱の論文をざっと読むには経験がなさすぎで、丁寧に読むほど対象が近いわけではない。

セミナーは実に有意義で、僕は知的好奇心を大いに刺激された。実際、今朝起きたときに最初に考え始めたのは、それに関連したことで、「そうか、、待てよ、こっちの問題の設定をうまくこうしておいて、逆に戻って、、という可能性もあるよな。」早速、関連論文を落として、隙間の時間に読んでみることにした。

議論1は、波多野さんを交えて、レオロジーのtoy model の話。ふーむ。かなり、僕たちの話に近い気がする。(驚くべきことに、構成方程式は波多野さんの結果と近いらしい。)議論2は、k-core percolation の話を岩田さんがする。”分岐シナリオ”を少しづつひろめていくには、やはり k-core percolation の例題が最適だ。p-spin glass の(予告話)になると目つきがいっぺんしたのだけど、これはまだこちらも右往左往中でまともに出せなくて申し訳なかった。

k-core 論文の詰めの甘さからくるドタバタ。理論的に考えれることは全て考えたつもり。が、まだ数値実験との辻褄が完全にあっていない。(素朴に測定されるよりずっと遥かかなたに別の領域があって、そこで指数が変わってしまう、、という変態的事象がおこっている、、というのが今の予想だけど、その裏がとれていない。つめ甘くぱぱぱっと議論して決めた指数は数値実験でもあっているだけど。)