火曜日

2週間前の研究会にからんで、寺前さんから教わったことを完全消化する。寺前さんが、「平均場におとしたあとでは、発散の指数 5/2 は既に計算されている!」と教えてくれたのだ。いや、まったくその通りだった。数年前のneural network にでている。neuron を枕に使っている以上申し開きできない。。。使われている手法は、1980 年のPRL 論文にでているので、今朝はそれを位置づけていた。太田君の話を聞いて、クリアーでない点を関連文献を見て速攻で理解する。あ、全く正しい。勉強になった。いや、こういう研究はあるかと思っていたが、中々ひっかからなかった..というのは言い訳。

この手法と僕らの手法の相違点、というか、僕らのアドバンテージを色々抑えた。その上で、Ohta-Sasa 論文は、これらの論文にコメントして寺前さんに謝辞を書いて、早々に PRL からquit して、PR E に変更することになった。

ひろかね君の結果を聞く。素早く結果がでるようになって大変よい感じ。結果もまずは上出来のあたりであろう。(内容は当面秘密。)修士卒で就職する場合、就職活動の期間の長さが大きなネックという話は聞いていたが、確かに大変だったようだ。これからは研究に集中できるそうなので、楽しい結果がでてくるといいな。

岩田さんとMCT 方程式を解きほぐす話。かなりの混乱のあとなんとかなりそうな感じはしてきた。数日のうちには結果がでるかな?もし、○○が矛盾なく導出できたら、大いに驚くことになるが、どうだろうかなぁ。。

みやまくんと SST エントロピーの話。測れるということの重要性はとてつもなく大きいのだと。例えば、平衡系の場合、歴史が逆で、シャノンが統計力学の前にシャノンエントロピーを見つけていたとしよう。で、まだない統計力学を考えているとき、シャノンエントロピーって熱で測れるやん! ということを見つけたときは卒倒するだろう。で、なぜかわからないけれど、僕たちは今、「熱で測れるシャノンエントロピーもどき」を非平衡定常系でもっている。これは熱以外では計算機を如何にまわしても測定できない。また、シャノンエントロピーは測定する術がない。だから、あのS は偉大なのだ...きっと。もちろん、その偉大さの証拠がない。(熱力学は...まだ堅い基盤をもっていない。)だから証拠が欲しい......。