水曜日

今月中に投稿できそうな論文の草稿が3つ手許にある。来月できるかな..がふたつ。そのうちのひとつは、KN 表現の力学版で僕の寄与はepsilon 程度しかなく、論文草稿への関与も(ほぼ終わりにさしかかった)これからである。他の4つは(最終的には)相当部分に僕の手が入っている。そのうち PRL に投稿するのはOhata-Sasa 論文だけである。

4月以来、PRL 投稿を目指して、主張がより明快になるように議論を重ねてきた。PRL にこだわる必要はないのだが、「わかりやすい主張をわかりやすく表現すること」を目指すなら、投稿先をPRL に決めた方がいい。(わかりやすい主張ではないが、専門的に高く意味があるなら、"general interest を一切考慮しない" と明示しているIOP 系のレターに出すのがよい。)

実際、わかりやすさの尺度で試行錯誤をしてきて、議論が随分とスムーズになってきた。春の学会の太田君の発表では「超専門的で難解だけど正しい理論」をスライド1枚で説明していたので、詳細をフォローするのはほとんどの人には不可能だった。今の版なら、ある程度の教養があれば、学会発表でも筋を追える程度になってきた。論文草稿をぱっと見たときの雰囲気が全く違う。実際、これをPRL 受理にもっていけるかどうかは僕の責任が大きいが、頑張ろう。