日曜日

締切文書対応の日と決めていた。朝、どうしてもワードがうまくいかず時間が流れる。あきらめて、できないところは「できません」と注釈をいれたまま出すことにする。(こんなのばっか。)

午後、締切が近い諸々があったのに、3月中旬締切の数理科学の原稿を書き始める。数理科学は今まで縁がなくて、断ってばかり(記憶する範囲で3回?)だったが、今回は書かせて頂くことにした。「物理的思考法のすすめ」という特集で、物理の言葉や概念や考え方や今の問題などをエピソードを交えて書いてほしい、という編集趣旨が非常にはっきりしていて、僕への依頼は熱力学の基礎概念なのでこれ以上の内容はない。最大1万字におさめないといけないので、とりあえず書いてから考えよう。死ぬまでには、エントロピー概論を書きたい、と思っている。大学1,2年生が少し背伸びすれば読める程度で、エントロピーの様々な顔(熱力学、統計力学、情報論、ゆらぎ、非平衡)をきちんと書く..と。今回は、その導入編みたいな感じかな、イメージ的には。

あ、東大出版会の本(予定)は、まだ0字だ。当初の予定では、今年の12月、つまり、昨日から書き始めることにしていた。しかし、来年8月末にライデン会議が入ったので、それを最優先で考えざるを得ないから、難しくなってきたかもしれない。

夜、ラプラス方程式の摂動問題。できる人がやれば瞬殺だろうが、おたおたする。摂動問題は、なれないと手が動きにくい。2次元の問題に帰着できるから、共形写像を使えば鮮やかに議論できる気もするが、それはそれで遥かかなたに実践がとんでいるので、愚直に摂動解をつくろうとする。今日のところは、未完。ふー。はやく答えをみたいんだが。物理的位置づけについて、考えているだけでは、いまいち釈然としきれないしなぁ。

ブショーさん問題を頭の中だけで少しすすめる。論文ではまだみたことないが、彼らがすすめているあたりは容易に推測できるので、そこまでは練習問題としていっておこうと。うん、たしかに面白そうだ。