日曜日

そういえば、2ヶ月くらいずっと休んでなかったことに気がついて、「すべきこと」はちょっとペースダウンする。といっても、結局、うろうろ歩きながら考えていた。うむ、だぶん、みえた。境界条件に敏感に反応して様子が違うことと、特定の境界条件で美しい性質がみえることのギャップを感覚的におぼろげながらつかめてきた。

現在、平衡系では「環境」についてはうるさい制限がつくことは大学で学ぶことだが、学問が成立する前に「等温環境」と「断熱環境」の区別にどれほどの注意があっただろうか。きっと同じことだ。非平衡系で物質の法則を知りたいなら、「環境」について厳しく制限することが必要なんだろう。その上で、理想環境以外の場合についての位置づけについてあと一歩の考えがいる。。

寝るまでは「すべきこと」をしよう。

↑を書いて、すぐに眠ってしまった。夢の中、いくつかの場面が切り替わって、ベートーベン7番がすぐそばで演奏されている。それを聞きながら、頭の中で熱伝導をくっている。自分が知りたかったことは何だったのか、明瞭な言葉になった。

「羽も鉄玉も同じようにおちる!」この実験をはじめてみたとき、目から鱗だった。現実的状況ではめったにみないことだが、制御しつくしてはじめてみえるこの結果こそが運動の真の普遍的属性を正しく理解していく第一歩になる。僕が熱伝導でみたかったのは、このタイプの実験である。制御しつくしてはじめてみえる「熱伝導の普遍的属性」があると信じて、のたうっていたのだ。そして、確信した。やっとそこにたどりついた。

「特別な熱浴」を物質に接触させることにより、その物質の熱伝導下での普遍的属性がわかる。... これが今回の主張である。そして、SST はその普遍的属性を記述する枠組みである。[羽と鉄の違いを理解したければ、そぎ取って得られた運動の法則をくみあわせて考えればいい。それは別の段階である。同じように各論は別の段階で考えればいい。]「特別な熱浴」の性質も完全に見切ったので、数値実験も生実験もできる。今までそのタイプの実験はなされてない(!)が、今後はその設定が熱伝導下の属性を調べる基本になるだろう、きっと。寝ぼけているのかな。寝ます。