木曜日

定期試験の採点。○つけまで。ふー。基礎編;標準編;上級編の問題がうまく混ざった気がしている。

キュリー則を与えて、断熱消磁を具体的に計算する問題は、講義では具体的にやってないが、小問を丁寧におっていけば最後まで到達できると思ってだした。しかし、1年生で時間内で最後まで到達するのは上級編だろう。(理想気体の断熱準静的膨張と同じだとわかればいいのだが、経験がいる。磁場をゆっくりはずすと、磁化がなくなるので、その分(磁石の自由度は)ランダムになって、そのエントロピーへの寄与は増える。ところが、断熱準静的過程ではエントロピーは一定でないといけないから、温度がさがって帳尻をあわせないといけない。学生のときの僕はちゃんと理解していなかった。)

もうひとつの上級編の問題では、状態方程式を分子場のように関数関係であたえたときの熱力学関数の特異性を議論する。統計力学やっていれば慣れてくるだろうけど、1年生では無茶かなぁ.. と思いながらだした。上級編の配点はそんなに高くなく、(理想気体の断熱自由膨張でエントロピーがどうなるか? というような)基礎編の問題を完全にクリアーすれば単位がきて、熱力学関係式を扱う標準編の問題をそこそこ突破すれば優がくるような配点にしている。点数をつけてレポートを全部みるまであと8時間くらいか。

パリinformal talk (動的相関)のスライドはやっと全体がみえてきた。あと図とか説明とかを加えて、体裁をざっと整えれば、version 0 に到達しそう。あと、8時間くらいか。ver.0 までくれば、あとはパリでいじればいい。 

パリ講演(非平衡基礎)のスライドは白紙が目にいたい。どこかで時間をとって大幅に埋めないと精神衛生上悪い。ver. 0 まであと何時間必要なのか見通しもたっていない。しかし、もう疲れきっていて動けないのです。