木曜日

最近考えている現象たちは、ノイズのせいでスイッチがはいって、一旦、スイッチがはいると、特定の動力学が動く、という括りができる。そのとき、どんなに弱いノイズでも、時間がかかるだけで、スイッチをいれることができるから、ノイズゼロでは決して実現しない振る舞いがみえる。しかも、一旦、スイッチがはいると、連鎖反応をおこして、ときとして、その連鎖がシステムサイズ程度までひろがる。

これが、動的相関のひとつの表現であろう。その点だけを抽出したミニマムなモデルは、鹿児島学会ので間違いない。で、ガラスが本当にそうなっているのか、どこからどうやってそれをミクロからみせるのか、というのが今週の課題だが、少しづつみえてきている。ガラス一般では、壁が高すぎるので、特殊なクラスに限定して、上記の機構をミクロから完全に暴いてやろうとして、その指針を練っている。

考えている特殊なクラスでは、「一様液体相」が平衡状態であるが、「局所的な過熱結晶」が間欠的に発生しはじめる温度があり、さらに温度をさげると、結晶化温度より高温で、「過熱結晶」が時空上でぱーこれーとする、、と予想している。この予想が正しいかどうか、もし、正しいなら、そのぱーこれーとの様子を正しく記述せよ、という問題である。さぁてと、、どうかな。[翌朝追加:完璧に間違っていた。いや、そうじゃない。ここに書いてしまったせいで、気になり度があがって、再考した。今やっているのがどういう状況に対応するのか、やっと理解した。記録を残す意味で、間違いをそのままにしておくけれど。](もちろん、この描像は、多くのガラス系には適用できない、特殊なものである。ま、しかし、この系でちゃんとできれば、標準ガラス系でもなんとかなる気がしている。)