火曜日

大雨なので、今日も掃除はなし。半端にゴミの山ができて年越しになってしまう。揺らぐフロントの論文を読む。やっと、自分の言葉で状況を大体理解した。そこで問題になっていることは、僕らが3ヶ月近く悩んでいることと算数的にはほぼ等価だった。つまり、片方がちゃんと解決すれば、他方も解決するだろう。その一方、揺らぐフロントの問題では、数値実験ベースから、有効そうな作業仮説が提案されており、これにもとづけば色々と計算できる。(著者のひとりは、Derrida である。まったく、おそるべし。ただし、まだ数学的に制御できてないのが不満なようだけど。)僕自身は、まだその作業仮説の位置づけを納得しきっていないけれど、少なくとも、それをこちらの問題に使うことはできる。で、ちょこっとある量を計算してみると、なかなかいい感じなので、ともかくその仮説を拝借して、計算してみることになった。

この作業仮説を含めて、真の理解に至るにはどうしたらいいのか、大変面白い。本筋から離れて3ヶ月近くおたおたしているけれど、ここを突破する技をつくれると、他の展開にもつながっていく...というのがわかっただけでもうれしい。(漠々としてアイデアはいくつかあるが、もちろん、ほとんどだめなんだろう。それでも考えるのが楽しい。)この急展開は、板倉さんのおかげである。ここから僕が貢献できればいいな。いや、貢献しないといけないのだろうな。