金曜日

昨夜、「よし、いいかな」と思ったのは、個人的希望に流れた全くのスカポンタンだった。朝、目が覚めると、瞬間に違和感を覚えて、朝食をとる頃には、ボツになっていた。日常茶飯事でみる幻だが、ちょっと精神的にきつくなってきた。かなりまずい。

今、やっているのは、おそろしく細かくて技術的なことで、当時者以外が短時間で状況を理解するのは不可能なものである。こういう部分は、実験でも数値実験でも数学の証明でも、必ず通過する部分だろうと思う。消化してしまえば、論文では、さらっと書かれていたり、場合によっては書かれかなったりするが、もちろん不可欠な作業である。また、研究をすすめる上で、こういう作業ができないと、アイデアだけでなんとかなるようなものでもない。

事務的仕事がほぼおわったあとで、Garrahan-Chandler の論文をみていたが、いまいちポイントが頭にはいらず、↑も気になってきたので、ソファーで横になることにした。大学のソファーで横になるのは、集中モード全開に近い。もう一度、最近やっていたことを頭でならべて、基本的には全部すてて、別口からやりなおした方がいい、、と判断した。

夕方、それを捨てる理由とそれを横において地道に考え直す説明をしているとき、突然、岩田さんが、また復活案をだしてしまった。お、これは、なかなかいけそうではないか。また、幻かもしれないけれど。