日曜日

終日、MIT セミナーの準備。しかし、スライドはまだゼロ枚で、全体のスケッチに時間を使った。研究の頭からプレゼンの頭にスイッチして、説明の仕方を考える。明日、スライドを書けるように、もうちょっとふんばっておこう。

数日前のpreprint に、D1後半で大槻君がやっていたのとほとんど同じ話があった。大槻君のその話は、もっともらしいアイデアだし、明確な結果がでたら色々と発展するぞ、、と楽しみにしていたが、結局、「灰色」を白にすることができなかった。そのpreprint は、大槻君がやっていたのに「もうひとひねり」加えているだけで、大槻君が到達できてもおかしくなかった。

当時、大槻君は随分と消耗したと思う。しかし、それにめげず、課題を原点にもどし、降伏応力の微視的起源の理論化にゼロから再スタートしたのだった。その結果、Otsuki-Sasa につながる着想を得ることになった。仮に、その「ひとひねり」を大槻君がみつけていたらどういう展開になったのだろうか。そちら方向で何かの発展があったかもしれないけど、Otsuki-Sasa はない。どっちがよかったんだろうな。。こういう、ちょっとした「あや」が面白い。