火曜日

講義前、からだがだるくて微熱っぽかった。まずいなぁ、と思いながら、重い足取りで講義にむかった。講義後、いつものようにふらふらになったが、精神的に活性化されて、だるさがとんだようだ。面白いけど難しい箇所だったのだが、(依然として)多くの学生さんの顔が生きていたので、喋っている僕もどんどん楽しくなってきた。調子にのって、今日は時間が厳しかったのに、Banach-Tarski の定理について、つい脱線して喋ってしまった。(この定理を知っている学生(1年)がひとりいた。ひとりぐらいはいるかなぁ、、と思っていたけれど。)

お茶を大量に飲んで、講義で得た精神的な勢いにまかせて、締め切り仕事をひとつやっつける。

Hatano-Otuski-Sasa について、大槻君と話をすすめる。もっとも合理的なのはこのあたりであろう、、というところに落ち着きつつある。明日、波多野さんに連絡をとって意見を聞くことになる。細部はまだふにゃふにゃだらけなのに、論文草稿も書き始めている。書きながら論点もみえてくるし、こういう研究は一気にやらないとだめだ。

ガラス転移の動的相関長の発散の指数を計算した論文がまたでた。玩具モデルだが、そのため静的なことも含めて色々と議論できる。発散の指数は、宮崎さんたち(Biroli-Bouchard-Miyazaki-Reichmann) と同じ結果になっている。こりゃ、、もたもたしていると完全に機を逸してしまうぞ、、と少し焦る。しかし、計算方法は全く違うし、僕らの予想は(実は)非発散なので、焦らず着実にすすもう... といい聞かせる。