火曜日

日付が変わりそうになってから、研究をはじめる予定にしていた。(その前に、風呂あがりにビールを飲みながらこれを書いている。)今日することは、今朝から決めていたのだが、田崎さんから面白いメールが届いたのでそっちを考えてからになるかもしれない。

はねかえりの問題のように、マクロ(=外側から制御できる)変数と内部自由度が相互作用している場合に全系を力学で記述し、第2法則的な制限を見よう、、という話は、ゆるやかに続いている。個人的には、5年近く前に田崎さんが僕の部屋の白板にはねかえり係数の評価の議論をだだだーと書いてくれたとき、その残像を自分なりに会議中にメモしたことからはじまる。(帰宅後tex 化しておいた。)このメモを書いたときは結構気にいっていて、具体的な研究計画をいくつかたてていた。(手書き。現存せず。)が、タイミングを逸して忘れていた。

10月に寺本君の話を聞いたのをきっかけにもういちど考えようと思っていて、歩きながら時々考えていた。5年前のノートが不細工だったので、それを改善する方向はわかった(つもりだった)ので、ささっとメモしてセミナーで喋ろうとしたけれど、12月上旬のセミナーでは頭がまわらずバグがあった。とりあえず速攻で訂正版をつくったけれど、忙しい時期と重なってtex 化できなかった。。。。と、先月くらいに、田崎さんがまさしくその内容のノートを送ってくれて、おおぉ、と思ったけれど、自分ではわかっていたつもりだったので、驚きはしなかった。

ところが、どうもそのノートが間違いらしい。(5年前の僕のノートも不正確らしい。)これには驚いた。そもそもそのノートの内容は、歩きながら頭で構成できる程度のものである。ただし、形式的で、色々と細かいところに気が配られていない。そういう場合、僕らは、具体的に数値実験しながら、あるいは、玩具モデルで解析しながら、その形式的な部分がちゃんとしているかどうか、ちゃんとしている場合には物理として重要な側面を捕まえているかどうかをみる。本来、そういう作業をしたかったのだが、先送りになっていた。

で、田崎さんが玩具モデルをいじって、間違いがあることを見出したらしい。これは自分でも検討したくなる。何がどうなっているのか大変気になる。また、こういう展開は個人的には大変好きであり、楽しみの予感がする。