火曜日

野地研にお邪魔する。揺らぎと応答を測る重要性を基本的なところから説明しながら、実験的な立場からの測定可能性の話や何ができたら意味があるかという視点から議論する。理論的な課題として、1ヶ月程度の問題と1年程度の問題をもらってきた。大変有意義だった。

1ヶ月程度の問題は、今日中に方針だけでもつくっておこうと少し集中する。途中で混乱したが、だいたい方針が見えてきたかもしれない。(まだ、紙には書いていない。紙に書かないとはっきりしない箇所がひとつある。)これは、具体的な実験をすすめるには、ぜひとも解決しないといけないが、理論的には深い意味はないと思っていた。しかし、あれこれ具体的に考えていると、学問的なことも気になってきた。原田さんが、さっさと解決してしまうかもしれないが、最近研究の頭をつかっていない僕のリハビリもかねて先んじてやってしまおう。。

1年程度の問題は、解決できれば理論的に面白く実験へのインパクトが大きいのは間違いないのだが、さぁてどこから手をつけたらいいのか、まだもやもやしている。この問題は、そもそも野地さん側の(未公開)実験結果にもとづくものである。そういうやりとりは、勿論、事前にはわからないもので、まさに「あって話しをした成果」である。

野地さんの名前は解説や論文でしっていたし、昨年3月あたりまで生産研にいらしたのも知っていた。しかし、12月まで講演を聴いたことがなかった。講演を聴いて、話をしたくなったのだが、論文や解説ではそういう「気」はわからない。その「気」は、間違いでなかったと確信した。