火曜日

集中講義予定を組むシーズンになった。僕は、今年度より、原則、年間上限1にきめたので、来年度はおしまいになった。(断ったままになっているいくつかの依頼に申し訳なく思っているのですが、いつか機会があると思っています。)僕が依頼する側の講師も、(会議はまだ通過していないが)、きまった。会議ではねられることはないだろうし、秘密にする必要もないので、1年後の宣伝をしておこう。

来年度、駒場・基礎科学科・大学院の集中講義は、田崎晴さんに依頼した。古典スピン、量子スピン、ハバードに関して、統計力学がなしえたハードな成果について講義をしてもらう予定にしている。僕自身、これらについてアマレベルでしかないので、この機会にできるかぎり消化するつもりでいる。こんな話もあるよーーというお話ではなく、何を問いかけ、何を示すのか、そのためにどこをどう考え、どういう技術を使うのか、ということを細かいところまで講義していただく。僕自身が期待している講義の位置づけは、聴講者がこのテーマに関してプロ予備になることではなく(=なってもいいけど)、研究のひとつの雛形(ハードな理論物理の典型)を実感することにある。きっと、自分の研究をすすめるうえでも得ることがあると思う。

と、ここまで書いたが、舌足らずで誤解をまねくかな。研究のスタイルを議論するのは難しいな。寝るまえにつけたすかもしれない。