水曜日

終日、大学院入試の口述試験。さすがに疲れ果てたので、僕自身は何もできない。林さんから論文草稿をうけとって、てらもとさんからノートをもらって、みやまくんの話をきいて、いわたさんの話をきいただけ。

今週にはいって、FDR violation のミクロからの理解をめぐって、原田さん、寺本さんのノートがとびかい、具体的な模索に関してはやしさんと話をあれこれする。Teramoto-Sasa は、夏休みの宿題提出ののりで、さっさとだしてしまうが、本当に大事なのはそのつぎで、まだイメージもごもごだが、シャープに攻める手があるはずだ。

先日、 KS entropy 論文 を公開したのだった。この論文は、ふくしまさん(スピングラス統計力学)と石井さん(力学系の数学)のおふたりに陰に陽に影響をうけたので、おふたりに謝辞を書いている。ランダムマトリックスを介してではなく、そのふたつの分野の接点にいる、という意味で、位置づけが独特の論文である。本当に使えるかどうか、真に意味があるかどうかは全くわからないけれど、未来の研究にバトンをまわしていいと思うので記録に残した。(そこから離れて、もう一ヶ月くらいたつので、内容を忘れかけている。)