金曜日

部分系のエントロピー生成に関する寺本くんの話をきく。pure Hamiltonian system での考察だが、いい感じである。保守的な立場にいながらその範疇でもっとも革新的なところを狙う感じか。是非どどーんと大きなのを当ててほしい。。僕の考えていることとかぶる部分も多いので、若い人の挑戦的な話を聞くと励みになる。

事務室はしまっているが、院生はほぼ全員きており、順に話をする。それぞれにつっかかっているところは理解した。僕はつまったとき、うまく流れるようにするために、判断をはやくして、回転をあげることでしのいできた。タイプによって色々あるから、僕の流儀をおしつけるわけにはいかないけれど、自分がしなかったことはいえないので、ついつい、自分の流儀をいうことになってしまう。何もいわない、という選択枝はつねにあるけれど、原則としてそれはやめた。

僕自身の研究の方向性の再調整もだいたいおわった。どっちにすすむか、ほどシビアーな問題はない。どっちにすすんでもそれなりのことはいつでもできるとは思う。ただ、それなりのことをしたいわけではない。自分がもっとも感動できる可能性を賭けてすすんでいる。

KSエントロピー計算論文のひとくぎりをつける。このまま投稿してもいいのだが、今月中投稿くらいかな。投稿先は12年ぶりに EPL である。