水曜日

昨日の”変な現象”はやはり変だった。非平衡のある状況ではそういうモデルが有効で、その”変な現象”をしめす場合もあるかもしれないが、計算したい量の計算にはなっていないことに朝いちできづく。そこをなおすと、ほぼ月曜日の結果と同じになった。つまり、あわない。色々な状況を整理すると、極限の順序の問題がからんでくるとは思えない。おかしいなぁ、、と、のたうっていると、げぇげぇ、超初歩的なミスをしていた。

さてさて、1.5+3.2-4.0=0.7 でこれがlog(2) =0.693..になるべき数値である。10分程度の計算であり、この0.7 は、0.6 から0.8の間というくらいであるが、まずはひと段落をつける。これを 0.69 にもってくるには、3つの数字の足し算のレベルで3桁目を確定させないといけないので、色々な工夫が必要であろうが、これはペースをおとして考えよう。1週間限定の集中だとしてとりくんでいたので、ちょうど1週間目だから、上出来だろう。[翌朝追記:うーん、どうもまだ納得できない箇所がある。もうちょっと集中を継続して、一挙にとってしまわないといけない。]

ちなみに、この位相的エントロピー統計力学形式による計算は、いわゆるカオスの熱力学形式とは無関係である。カオスの熱力学形式の立場では、位相的エントロピーは高温極限の物理量である。その量だけに焦点をあてて、それを分配関数経由でかく形式を書いたのだった。分配関数の具体的な計算は、モンテカルノを使う。とくに、交換モンテカルノの威力はすばらしい。(何がすばらしい、、ってプログラムを書く時間は30分以内ですむのに、計算精度の向上は想像を絶するからである。ユーザーが増えるわけだ。)