火曜日

朝の会議をはさんで、カオスの熱力学形式でなやむ。物理学者の書いたのは、論旨も感覚もわからない。(Gaspard や Gallavotti は本当に理解しているのだろうか? Beck や Dorfman は、易しく書こうとしているから、ああいう書き方になっているのだろうけど。)数学者の書いたのは、定義と論理は明快だけど、背景がみえず、腑におちない。

勘をたよりに計算機で計算してみる。うーん。もうちょっとでわかりそうなんだが、、。

夜、今日できるところまではつめた。(replicator をいれるのが正しいようだ。)行列計算のちとこったやつを導入しないと、ここから先はすすめないが、希望のもてるところにはいる。しかし、これが本当だとして、なんとも不思議な話である。カオス系に対して、自然測度による統計平均を考えるとき、どうre-weighting しても結果はかわらない。(それは、re-weighting の定義のようなもの。)しかし、ある特殊なre-weighting があって、それは測度を自然なものから「とある接続」をすると、自然測度のきわめて有用な情報を与えるらしい。。ほんまかいな。