火曜日

朝の電車の代々木の乗り換えで、「この論文しっていますか?」と福島さんに声をかけられた。粒子系のliquid-glass transition を平衡統計/replica で議論する話(cond-mat/0503740)で、著者のひとりは、 Dotsenko。 Parisi-Mezard をふまえた理論らしいが、Parisi-Mezardは気分すらわからなかったけど、これはすくなくとも「計算」をおえるかもしれない。やっていることの妥当性とかはまだピンとはきていないが、こりゃ、意識しないといけないかもしれない。

時間相関関数に関するもっとも簡単な扱いで、相関減衰の凍結転移をだすプロジェクトは、昼、最後の計算方針を確認したあと、岩田さんの集中計算でひとくぎりまでの清書ノートになった。(近日中に僕もチェックするが)、このノートに間違いがなければ、あとは各種係数を具体的にだしてみて、実際に転移をおこすかどうかをみせれば第一段階が終了になる。転移しなかったら...坊主か?誰が?(先行研究の有無もそろそろしらべないといけないかな。みんながMCT を向いているうちは安心だと思っていたけど、すこしあせってきた。)

こういうダイナミクス側からのガラスっぽさと静的な相空間構造にうまっているガラスっぽさの関係をつかまえながら、履歴依存現象に少しづつ近づこう、、と。