もうちょっと追加

画期的なオリジナル研究を生むためには、脆弱なオリジナル研究を鍛えないといけない。周りの同業者や組織は、変化をとげさせるような環境をつくる努力が必要だと思う。そのためには、脆弱なオリジナル研究の場を残すだけでなく、そういう研究に関して、その展望への価値判断を個人の科学者観をかけて真摯に行うことが必要だと思う。そういう空気こそが大事だと思う。以上が、柳田さんの日記の言葉を借りて、僕の上の考えを補足したものです。ここで、「真摯に」というのは、「時間をかけてゆっくり丁寧に」ということであり、忙しい世の中のせいか、理解されない傾向を感じる。また、今の科学行政のありかたは、こういう考えとは、180度相容れないものになっている。