木曜日

土曜と日曜は、次女の高校にいったり、うたたねしたり、報告書を書いたり、草稿を書いたりした。月曜日は、健康診断で、予定してなかったバリウム飲むのがあって、午後からはおたおた。火曜日は高木君と話をして、水曜日は本郷さんと話をした。木曜日は会議x2があった。

エントロピーはネーター不変量である」論文草稿のver は順調に(ほぼ予定通り)あがっている。10月冒頭公開できそうな感じはしている。横倉さんと相談しながら、構成はだんだんとかたまってきたと思う。草稿を書いていて、精神が消耗する感じがしてきた。(「嫌だ」という消耗ではなく、「魂がとられる」という消耗。)大学2回生でも読める論文だと思うし、読めるように書きたい。(内容的に、熱力学+解析力学統計力学だから、2回生がいちばんピントが合うかもしれない。)

だんだんと書きモードが落ち着いてきたので、中身について一体何がおこっているのかが気になりはじめた。主張は簡単で明晰で不思議な結果だけど、「で、どうした?」がよくわからない。示唆的だけど、何もないかもしれない。でも、「何かある」という方に賭けてもいいと思う。もしそうなら、それが何かを見つけるのは自分たちであるべきだ。(自分たちが卵を産んで、他の誰かが孵す、というのもありかもしれないが、それは嫌だな。)それで何が分かればいいのか、考えていた。

うん、やはり問題の鍵は時空の方にあるので、そこにいこう。でもそっちは研究者としては全くの素人なので勉強しながら教えてもらいながらすすむとして、僕の側からそこに向かうパスを考えていた。まずは、相対論的古典場の完全流体だな。色々な文献を見ていて、ちょうどそれが熱力学と時空の中間にあると確信した。水曜日の本郷さんとの話で、何をすればいいのか大体わかったつもりになった。とりあえず具体的に...というところで、基本的なことからひとつづつ。。。(まずはADM分解を完全に理解しないと話にならない。これまでに横倉さんや本郷さんから何度か聞いてはいるし、本や論文でも目にはしているけれど、自分の手できちんと書いたことがなかった。