月曜日

研究結果はでているのに、分かったことは自明とみなして、分からないことを考えていってしまう人がいる。(院生のときの僕がそうだったので)気持ちはよーくわかるが、そこで「分からない」ことと格闘して得ることよりも、分かったと思うことを完全に仕上げることで得ることの方が遙かに大きい。「分からないこと」と格闘するのはその後でいい、という話をしたが、本人が心底納得しないと中々難しい。

勉強するのが好きな人、課題と格闘するのが好きな人、論文書くのが好きな人、、など色々いる。勉強すると知識が入るので楽しい。課題と格闘すると新しいことが分かるので楽しい。論文書くと形になるので楽しい。それぞれ分かるし、重みは人によって違うが、「勉強して、格闘して、論文書く」という一連の流れが「研究」なので、勉強/格闘/論文書きが有機的につながってくると、研究そのものがより大きなスケールになる場合もある。小さくても一度経験すればそういう感じが分かるのだが、誰もが最初は未経験なので、、そこに入っていくのが難しいのだと思う。