木曜日

年末なので1年を振り返る。3月までは主任業があって、相当に疲れた。時間に追われるとか、肉体的にしんどいとかもあるけど、精神的にしんどかった。みなさんやっているとはいえ、2年の辛抱でやっているだけで、システムとして何か通常形になっていないと思うんだけどな。学部や本部もシステムが大幅に変わっているのに、教室のシステムがそのまま止まっている。もう1回まわってくると思うので、それに向けてもうすこし整理できればよかったが、無理だった。

おかげさまで、4月以降はアドミニ関係の仕事は考慮していただき、実感レベルで昨年の1/10の仕事量だった。(まぁ、それでも学部のWGメンバーとして、アメリカからの帰りの飛行機で書類をつくったりしていたし、ゼロではなかった。)そういうこともあって、また、昨年は依頼をほとんど全て断ったこともあって、海外出張を結構いれた。(4月ラトガ―ス、5月リオン、7月バンガロール、10月韓国。)秋以降はいくつかを断らざるを得なかったのは少し残念だが、限界だったと思う。

今年の最大の山場は、7月から9月である。バンガロールで横倉さんと話をして始めた課題に没頭し、楽しい結果につながったのがなんともうれしい。夏の暑いとき、いけそうでいけないとき、「もう自分で新しいことを考えるような研究はできないのかもな。」と何度か思った。最終的に、横倉さんのおかげもあって、自分の頭がきちんと動いてくれた、というのは研究結果を得た以上に嬉しい。いつかは研究できなくなる、ということを割と本気で意識しはじめた年でもあった。

この研究課題は2016年が大事だろうなぁ。

学振招聘教授でラファエル、学振外国人研究員でアンドレアスが来たのも新しいことかな。彼らとの議論は大変楽しいし、有意義だった。院生は(今)おとなしい人が多く、どうしたものかなぁ、という感じになっている。僕との年齢差の問題かもしれないし、単なるゆらぎかもしれない。何か手をうたないといけないのかもしれない。