日曜日

先週の日曜日は、京大での主として一般向け講演会があり、金曜日は東北大での主として学部生向けの講演会があった。講演を終わるといつも廃人のようになる。講義でもそうだが、講演では同じ時間使っても数倍疲れる。そういうわけで日記を書く余裕もなかった。来週22日は阪大素粒子論Gでのセミナーもありその準備もしていた。セミナーは通常講演ほど消耗しないのだが、今回のは、研究室内でも、同業者グループ内でもなく、ある種文化が全く違うところでのセミナーなので準備段階から緊張が違うし、おそらく消耗しまくるだろうな。10月に一度研究室セミナーでやったのだが、そのスライドは論文をそのまま貼りつけただけの工夫のかけらもないものだった。とてもそのまま使えるものではなく、この機会に丁寧に見直した。まだ不十分というか、おそらく、理解しきっていない点が(準備をしながら)顕になってきた感じかもしれない。

Andreas との議論に関係して、木曜日から招待したAdrianとの議論も始まっている。まだ大らかな段階で漠然としているが、次第に論点をつめていけれそう。南さんとの話にも僕はピントがかなり合ってきて、すぐに議論したいことがあるのだが水、木とタイミングが合わなかった。 上田君の話も合理的な予想はたってきたが。。。(現在、PD 3人(うち外国人ひとり);招聘外国人教員が一人が研究室にいる、)2年前に滞在していた(中国の大学院生の)しょーえんが(川口さんと作った)論文草稿を送ってくれたのでコメントを書いたのだけど返事がないな。。

卒研は二つとも最初の(というか最後のというか)山場で、T君のはここでの選択が次の1−2ヶ月が決まる。Y君のは、勉強のあと課題攻略に入った当初に想像以上に展開しつづけたのが、ここにきていくつかの可能性に分岐しつつあるので、どの道をどう進むかという判断しないといけなくなった。難易度も上がり、まっすぐにトラブルなく終了などということはなかった。(研究経験の上ではその方がいいのだが。)

何もしていないようで、色々しているのだが、、あれれ、研究室の正規メンバーは...。伊丹君はD論に追われているので、研究が止まっている。渋い仕事の方もできるならD論に入れたかったが、タイミングがうまくいかなかった。華やかな方の研究課題はタイミング的に今こそやるべきだと僕はかなり気にしているのだが、非常にもったいない気がしている。見えそうなときに見るべきものはちゃんと見ておくことが次にもつながると思うのだが。。高木君はM論の時期なのでしんどいが、研究は大きく進展しそうなステージにはいっている。流行とは全く関係なく、スケールが大きな研究につながるかもしれないことを幾つか見出しつつある。高木君は学振も出していないし、これまで学会でも発表していないが、確実な研究力を身につけているので、これから大きく飛躍していく(かもしれない)。