水曜日

講義3日目:第2法則をめぐる話をゆっくりと。この条件でこれがでる、みたいなことをきちんと整理した形で話をする。

しかし、学生の質の高さには心底驚く。今日の山場はバンケット前の議論だった。第3法則について教えろ、ということだったが、ピントがあってくるあってくる。実はこの話は日本では一度もしたことがない。だから、第3法則の非自明さについて、他人と共感したのは今日がはじめてだった。基底状態が一意ということでおしまい、というのでは違うだろう、ということを説明した。学生から、こういう計算したらどうだろう、、という具体的なこともあって、いや、本当、素晴らしい。(これまで第3法則そのものついては講義では何もしゃべっていない。)

その前の学生との議論は、やや中途半端かもしれなかったが、可能な研究の方向性は伝えた。しかし、その人も論文をよく読んでいた。勉強量だけならうちの研究室の院生より多いかもしれない。バンケットはシニアでかたまるのはなんなので、ときどき学生のテーブルにいって、あれこれ話をした。思わずパソコンを開いて、説明した。また、よんじゅんは(優秀なだけでなくて)面白いので、次のJSPS だそう、とさそっておいた。