土曜

休養... というわけにいかず、大学へ。集中講義中の腰痛は何とか持ちこたえたが、やはり相当にがたがきている。足がしびれる感じになっている。(ちなみに明日も終日業務だぜ。。。倒れるかも。。)

刺激をたくさん受けたので、精神的には活発な感じがする。帰宅してから、体をいたわるように横になっていたが、うたたねの後でひとつ分かった。集中講義の最後のコマで、平衡状態の特徴づけ、という無茶な問への一試行を説明した。そこで使ったある鍵テクがあるのだが、本郷さんに「それは射影になっている」と指摘があった。それを確認して、確かにそうなのだが、この射影はひょっとしたら、、、と手を動かしてみると、川崎先生の非線形射影そのものではないか。そうか、、非線形射影って、「ぶち」だったのか。その鍵テク演算のことを「ぶち」という擬音語で説明していて、その「ぶち」のことはこの1か月結構考えたのだった。多分、初めて、非線形射影の本質の影が見え始めている気がする。(これまでちっともわからなかった。始めて計算をフォローしたM1のときに計算は追えた。関本さんの本などでテクの気持ちは分かった。しかし、そもそも最初の"slow variable"がどう定義されているかが不明なまま、形式的にそこへの非線形射影を考えても無意味、、というところから一歩も動けなかった。今回、やっと、そこを動かせる気がする。)そこで、研究を開始するために、まずは非線形射影の方法(形式論)について整理整頓した。形式的なことは終了。ここからが本番。。。まずは、この例題だろう。。。時間切れだが、ちょうどいいので、ここまでを月曜日の研究室セミナーで喋ればいい。その後、火曜日午後のオムニバス講義の準備をした。これは、香港会議のスライド案も兼ねることにした。